2024年2月5日月曜日

結索(結び)

 以前にもこのブログで伝えたか、講習中で伝えているので思い違いか分かりませんが、

基本、基礎とは。

基本の意味は、「物事が成り立つ根拠となる重要なもの。」

基礎の意味は、「ある物事を成り立たせる、大もとの部分」

基本基礎の結索(結び)とは、下記の①のひと結び(オーバーハンド)だと思います。そして、そこからの付け足しの変化で幅を広げて行きます。

①1周して奥から手前に通して、ひと結び(オーバーハンドノット)


②1.5周して手前から奥に通して、8の字結び(エイトノット)

③2周して奥から手前に通して、ダブルオーバーハンドノット
※日本語名は知りませーん。

④ロープを折り返して2重に、それを1周して奥から手前に通してオーバーハンドループノット
※日本ではフューラーと呼ばれている。多分、ドイツ語だと思われます。
 意味は指導者とかリーダーと言う意味らしいです。
 ナチスドイツの指導者であったヒトラーからリーダーノットと呼ばれているとか?
 各自お調べください。

⑤ロープを2重に折り返して、1.5周してから手前から奥に。フィギュアエイトノット
 ※画像はドレスアップは行ってません。

少しづつの付けたし、少しづつの変化、これが当社の講習の進め方です。アイデアしだいではさらに変化出来ます。少しづつ複雑にはなりますが、使用の幅は広がり限界幅が広がります。

もやい結びも、基本の形から少しづつの変化、付け足しで幅が広がります。

ロープレスキュー講習

リバーレスキュー講習





2024年1月1日月曜日

2024年も宜しくお願いします。

 

新年あけましておめでとうございます。

2024年が皆さまにとって明るく希望に溢れる1年となりますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年もリバーレスキュー講習、ロープレスキュー講習、船舶免許の教員活動は変わりなく行ってゆきたいと考えております。

講習の日程はできる限り早めに確定したいと思います。また、ご希望の日程があればご遠慮なくお問い合わせください(mail@possibility-r.com、担当:財田拓弥)。

昨年は「地球沸騰化」という言葉が耳にされました。30年近く川に関わる仕事をしており、気候変動に対して臆病になっているだけかもしれませんが、雨や台風に対する恐怖が年々増しているように感じます。自然災害でも地震に比べると台風、大雨は天気予報でが予測できますが、洪水が起こるとその被害のエネルギーは膨大です。リバーレスキューの知識と技術を普及させていくことが重要な課題と考えています。

ロープレスキューについては、全国各地で自主的に進められているようですが、私の講習では基本的なものを変化させつつ、応用にスタイルに変化させることに変わりありません。複雑なシステムも1つ1つ分解すれば、シンプルなシステムの組み合わせです。1つ1つを理解することで複雑なシステムを理解することができるはずです。理論的に分かりやすく伝えることに重点をおきます。

船舶免許については、2022年の北海道知床沖観光船沈没事故の影響もあり、旅客船や遊漁船などの人の運送に必要な「小型旅客安全講習」の制度も変わると聞いています。海に関してはまだまだ未熟の域ですのでさらに努力を積み重ねます。

商品の販売について、輸入商品ですので海外の物価高騰、為替相場も以前のような円高に進むことは期待できません。商品の価格は状況に応じて変更しますが、上記の変動により、まだ値上げする事もあり得ます。カード決済は手数料の問題があり、これを回避するために銀行振込※や代引きをメインにしています。2024年11月からは送料の値上げも避けられない状況です。ご理解をお願いいたします。※ゆうちょ銀行は全国にコンビニ店と同じぐらいありますので、郵便局からの振り込み手数料は発生しません。

2024年も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願いいたします。


※バタフライノット(蝶結び)?

輪の部分を切れば蝶に見えるでしょうか。





2023年12月18日月曜日

ダブルプーリー

 先日、「ダブルプーリーに片方のみロープを通して使用は出来ますか?」と問い合わせがありました。

使用が出来るか、出来ないかの問いには、「使用出来ます。」と返信していますがロープとプレートの摩擦や、滑車の回転軸にも負荷がかかると思われます。資機材の適材適所からも1本のロープにはシングルプーリーをお薦めします。ダブルプーリーの使用で倍力システムの変更時に取り換えの手間が省ける気持ちも分からない訳ではありません。3倍力で引けるのか、5倍力の設定が良いのか、またはそれ以上のシステムが良いのかは経験が教えてくれます。いろいろな状況で練習してみて下さい。

先日2023年内のロープレスキュー講習は終えましたが、今年の講習内容の知識面に加えた内容は「摩擦」です。摩擦はロープレスキューの効率性を悪くする、ロープを断裂させてしまう事もありますが、摩擦を利用することで効果を高める事もあります。

2023年も大変お世話になりました。2024年も川とロープと船舶免許の3本柱の講師活動は変わりありませんが、2024年の川の講習では昨年に引き続きレスキューチューブの紹介、ロープレスキューでは10mm以下のロープをもう少し積極的に紹介出来ればと検討しています。少しでも新しい情報をお伝え出来るように努力に努めます。

2023年10月9日月曜日

2023年 スィフトウォーターレスキュー講習 終了

 今シーズン(6月~10月)も川の講習活動が無事に終了しました。

広島県、岡山県、奈良県、大分県で計6回、多くの方に参加頂き感謝です。

参加者された方の多くの方が口に出す言葉は、「経験しないと分からないですね!

体で感じる水圧の大きさや水理現象、装備の重要性などなど。

2024年度も上記の地域他、ご依頼があれば全国どこにでもお伺いします。









2024年講習参加お待ちしています。



2023年8月17日木曜日

お陰様で10年が過ぎました

 8月15日、16日と山口県消防学校の水難救助課程の講師として川で講習活動を行ってきました。毎年、声を掛けて頂ける事に感謝しています。コロナ禍で対応出来ない年もありましたが、川での訓練を新しく立ち上げた時(10年以上前です)からご協力させて頂いています。

その後1人で活動(起業)し始め10年が過ぎました。

起業した時と変わらず、来年があるか分からない状況は今も変わりません。毎年が勝負ですが、今後もあまり欲を持たず、皆様のご要望に応えられるよう前に進んで行きたいと思います。

引き続き宜しくお願いします。皆様に感謝です。

2023年6月21日水曜日

レスキューチューブ

 暖かい時期になるとリバーレスキュー、船舶、水上バイクの講習活動でメールや電話などの対応が遅くなりご迷惑をお掛けしています。

下記はレスキューチューブを使用したリバーレスキュー講習の一コマです。




2023年

9月13日~15日 岡山県旭川SRT1講習 空席あり

10月4日~6日 大分県大野川SRT1講習 空席あり

その他、宮崎県(8月1日~3日)、鹿児島県でも講習を計画中です。

お問い合わせ

ポシビリティ合同会社 財田拓弥

mail@possibility-r.com



2023年3月3日金曜日

RQ3 ラックパック(ギアバック)

 出来るだけ装備は少数のバックにまとめ運びを楽にしたいと思いながら15年以上前から下記のギアバックの存在は知っていたのですが、なぜかあまり使う気になれず。今回、1つ取り寄せてみました。価格は少ししますが、ギアを出来る限りまとめる事が出来るバックとしてはお勧めです。

救助活動は限られた時間で厳しい気象条件、不慣れな地形、危険な環境など問題が多く、ロープレスキューシステムの構築に素早く、効率的かつ安全に行う必要があり、あらかじめ整理された装備をキット(セット)として備えておくと良いと思います。

キット(セット)は、都市部や山間部など、さまざまな環境で対応出来る基本的なセットを備えておくと良いかと思います。


上記の画像の左は、2テンションシステムセット
11mm60m×2本/下降器2個/滑車2枚/カラビナ適数/プルジック・スリング適数

上記の画像の右は、支点セット
アズテック2セット/ウェビング・スリング適数/カラビナ適数/8mmロープ15m×3本/エッジパット適数

上記装備を入れても、まだ余裕があります。開け口の2つのメッシュポケットも大きく、そして多すぎるMOLLEパネル5枚、合計のカラビナフォルダーは数えきれない程。生地の厚みもあり耐久性も非常に高そうです。直置きしなくてよいグラウンドクロス(ブランケット?約70cm正方形)も付属しています。ショルダーストラップは背中面に収納が出来、片肩掛け用のベルトも付属しています。

バックサイズ 約60cm×約38cm×約20cm。
MOLLEパネル 5枚
グランドクロス 1枚(70cm正方形)